私の誕生日で祝いの席があり、兼ねてより行ってみたかった桜木町の割烹を訪問。
鰆のお刺身。見事な脂のノリ。お魚自体の良さもさることながら、板前さんのお仕事である切りつけ、薬味、盛り付けがあって初めて料理として成り立つ一皿だと感じました。お刺身と山葵の組み合わせ、とてもポピュラーであり、ありきたりでシンプルですが、日本料理の神髄を見たような気がします。海と山のものを合わせる発想というのかな…なんというか上手く言い表せないけど魚の切り身を醤油につけて食べるだけ、というのとはやっぱり異なる感覚です。
網走のキンキの西京焼き。甘みのあるダイレクトな脂がおいしいですが、手前の聖護院かぶの味のほうが勝っています。魚よりおいしい野菜とはいったい…。今回、一番の衝撃でした。